1年に1度は必ず作るかぼちゃのタルト。我ながら、とっても美味しいです。今回はその作り方を、詳し~~~くご紹介したいと思います!
材料(21mタルト型1台分)
【タルト生地】
- バター 100g
- グラニュー糖 50g
- 卵 1/2個
- 水 小さじ1
- 薄力粉 150g
【フィリング】
- かぼちゃ(皮付きのまま) 正味450g
- 薄力粉 大さじ1と1/2
- 牛乳 200cc
- 卵 2個
- グラニュー糖 100g
- 塩 少々
- あればシナモン 小さじ
下準備
型にバターを塗り、薄力粉をふっておきます。
余分な粉は落としてください。
冷蔵庫に入れ、バターが冷えて固まったら準備完了です。
タルト生地の作り方
1、バターをよく練ります。
2、グラニュー糖を加え、白っぽくふわっとなるまで練ります。
3、卵と水を加え、また練ります。全体がよく混ざればOK。
4、薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜます。
最初はポロポロ、次第にまとまってきます。
5、まとまったらラップに包み、冷蔵庫で1時間以上休ませます。
6、冷蔵庫から取り出し、麺棒でのばします。型より一回り大きくのばします。
生地を伸ばすときはなんでもシートが便利。2枚使って生地をサンドすれば、打ち粉いらずで伸ばせます。後片付けも楽々♪ |
7、型に生地を敷き詰めます。
側面に薄い部分があれば、切り落とした生地を張り付けて厚みを均等にします。
貼り付けたところ
うまくいったところ
8、ふんわりラップをかけ、冷蔵庫で1時間以上休ませます。
9、生地にフォークで空気穴をあけ、アルミホイルを敷いて重石を乗せます。
私は、古い豆を重石代わりに使っています。豆は食べません。使い終わったらまた次のときまでしまっておきます。繰り返して使って大丈夫です。
10、200℃に予熱したオーブンで10分焼きます。
半焼け状態ですが、フィリングを入れてまた焼くので大丈夫。
これでタルト生地の完成です。
生地作りのコツ
寝かせる時間が大切です。
私は時間を見ながら作業して入れての繰り返しが面倒なので、休ませる段階で翌日に持ち越します。そのため、土日など、2日かけて作ります。
面倒だーと思って休ませる工程を省くと、焼いている間に縮まる等、失敗の原因になりますので注意してくださいね。
フィリングの作り方
1、かぼちゃはタネとわたを取り除き、皮つきのまま蒸して冷まします。
2、冷めたら皮を取り除き、裏ごしします。
裏ごし前
裏ごし後
3、他の材料をすべてボウルに入れ、泡だて器で混ぜ合わせます。
4、かぼちゃを加え、混ぜます。
かぼちゃを裏ごしすると、この段階で粒々は一切ありません。
これでフィリングの完成です。
フィリング作りのコツ(かぼちゃの量)
かぼちゃの量は“だいたい”です。
私は今回、最初から皮を取り除き、400gで計量しました。しかも蒸さず、レンチンしました。かぼちゃの種類によって糖度も違いますしね。適当です。適当で大丈夫です。
レンチンするときはアイラップが便利です。
レンジ加熱OKのポリ袋。常備しておくと何かと使えて便利です。 |
フィリング作りのコツ(裏ごし)
粒々あるままでいい!という人や、裏ごしなんて面倒!!という人は、マッシャーで潰すだけでもOKです。
でも、さつま芋のような繊維がないので、けっこう手早く裏ごせます。網目が大きなザルを使う裏ごしで充分です。裏ごしすると、焼きあがったタルトの滑らかさが違いますよ~。
あっ、最後に面倒になってきた…というとき、濾し器の中に残ったかぼちゃはえいっ!と混ぜちゃって大丈夫。ある程度潰れてますからね。
焼き上げ
生地とフィリングができたら、あとは焼けば完成です。
1、生地の8分目までフィリングを流し入れます。
残りのフィリングはカップに入れておきます。
2、200℃に予熱したオーブンに入れます。
3、カップのフィリングを流し入れます。
4、200℃で10分、170℃に下げて45分焼いたら完成です!
5、荒熱がとれてから型を外し、しっかり冷やしてから切り分けてくださいね。
焼き上げのコツ(フィリングの入れ方)
オーブンに入れる前に全部のフィリングを入れちゃうと、持ち運ぶときにこぼれちゃうんです。そのため、私は二段階に分けて入れるのです。先に生地をオーブンに入れてから全部のフィリングを流すのでも良いですね。そこはお好きなようにどうぞ!
焼き上げのコツ(焼き時間と温度)
わが家のオーブンはガス。電気オーブンを使うより火力が強いので、予熱した後にモタモタしても大丈夫。
電気オーブンを使う人は、時間を少し長くしたり、温度を下げすぎないよう工夫したら良いかもしれません。
まぁ、適当でも美味しく焼けるレシピなので大丈夫だとは思いますが!
焼き上げのコツ(型外し)
熱いうちに型から外すと、タルト生地が割れやすいです。しっかり熱をとってからケーキクーラに乗せて完全に冷ましましょう。冷蔵庫で冷やしてから切り分けるのがおすすめです。
このタルト、作った翌日まで冷蔵庫で冷やしてから食べるのがおすすめ!味が落ち着いてしっとり美味しくなります♡
フィリングが余ったら
かぼちゃの分量は“正味”なので、余るかもしれません。耐熱カップなどに入れて、オーブンで一緒に焼いちゃうと、フィリングだけのスイーツを味わえます。(写真の右奥)
タルト生地が余ったら
切り落としたタルト生地が余ったら、クッキーとして焼いて食べてくださいね~。冷凍もできます。
今回は、ヴィタントニオのタルトレットプレートを使ってミニサイズのかぼちゃタルトにしてみました。(ちょっと凹んじゃいましたが)
基本で付いてくるのはワッフルプレートですが、プレートはたくさんの種類があり別購入できます。本体を持っておくと色々楽しめます。火力が強いので焼き時間が短くておすすめ☆ |
クッキー生地を丸めて乗せるだけなので、麺棒使って伸ばして重石して…の手間いらず。5分くらいでタルトレット生地が2枚焼けちゃいます。 |
今回使った材料
材料もご紹介。気になるものがあれば画像をクリックしてみてくださいね。
ドルチェ
国産薄力粉の中ではリーズナブルなので常備しています。
微粒子グラニュー糖
粒がとても細かいので溶けやすい!あっさりとした甘みのスイーツ作りにおすすめです。cottaでは“細目グラニュー糖”という名称で扱われています。
明治バター(食塩不使用)
よつ葉バターに比べて風味が濃い明治バター。私はバターの香りが強い方が好きなので、いつも明治を使っています。
まとめ
かぼちゃが美味しい時期。焼き上がりの見た目は地味、工程はたくさんあって面倒なスイーツですが、慣れると意外と簡単。そして味は抜群です!騙されたと思ってぜひ作ってみてください~。
Have a happy time!
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