子供部屋ではない【子供スペース】がとても便利だった!

小学校入学、家の新築や引っ越しなど、子供の成長の節目において、子供の1人部屋をどうするか考え始めるご家庭は多いようですね。

ランドセルや机を用意すると同時に子供部屋を用意する家庭、ある程度成長して高学年から用意する家庭など、時期は様々ですが、いずれにせよ“小学生”のうちに1人部屋スタート!という家庭が多いようです。

子供部屋の必要性は賛否両論。それぞれの家庭にそれぞれの子育て方針があり、どの考えが正解かという結論には至らないもの。

今回は我が家の考え方と事例をほんの少し紹介しようと思います。参考になれば幸いです。

目次

子供部屋は「必要だけど必要ではない」ってどういうこと?

子供部屋の必要性は?と問われると、どうですか?必要だと答える家庭、必要ではないと答える家庭、それぞれにきちんと理由があります。そして、その両方に納得できる…というのが我が家の意見です。

必要か必要でないか?

我が家では子供部屋は必要でもないし、必要なくもない…というどっちつかずの考え。まずは、その理由からお話しますね。

必要だと思う理由

子供が勉強道具や衣類を自分の部屋に置いて管理し、自分で整理整頓しなければならない空間を作るって、とても大切なこと。

もうひとつは、子供にだってプライバシーはあるのだから…1人になりたい時間だってあるよね、という考えです。

特に後者は中学~高校生といった、いわゆる思春期になると考えなければならない問題。
でも…それってよく考えるとほんの数年のことなんですよね。親にとってはほんの数年。でも、子供にとってはとても大切な時期。そう考えると、必要ではないとは言い切れません。

必要ではないと感じる理由

上記に続く考えにつながりますが…子供は将来的に家を出ていきます。その子供たちが実際に充実した使い方で子供部屋を使うのは…?と考えると、ほんの何年かの間です。そのために子供部屋を用意し、後々必要なくなって物置き部屋に…となってしまうのは、家を建てるうえで非常に勿体ないという考えもあります。

Milly
その後も書斎や仕事部屋として活用したい!という家庭ならこの点は問題ありませんね。

 

もうひとつは、部屋に閉じこもって何をしているのかわからない…そんな状態はちょっと避けたいなと思う気持ちもありました。

たとえ子供部屋を用意したとしても、その部屋へ行くためにはリビングを通らなければならない、そういった状況を作る必要はあると考えます。

結論、必要だけど必要ない→子供スペースの誕生

我が家では娘2人が幼少期の時に家を建てることになり、子供部屋が必要かどうかはやはり議論になりました。必要、でも必要ではない…どちらかの考えに固執するのではなく、その両方を兼ねる部屋があればいいのでは?という結論に至り、誕生したのが「子供スペース(子供部屋にもなる部屋)」です。

我が家の子供スペースとは?

子供スペースとは、子供部屋にもなるけど子供だけの部屋ではない部屋。つまり、完全な個室にならない部屋のこと。そして、成長に応じて変化させられる部屋のことです。

リビング続きのひと部屋を子供スペースに

家族が大半を過ごすリビング。そのリビングに続くひと部屋を、子供部屋感覚で使える子供スペースとして設けました。3枚引き戸で区切り、普段はドアを開放。必要に応じてドアを閉めれば立派な子供部屋になる、という部屋です。

簡単な間取り図

子供スペースの使い方

子供スペースは、基本、子供部屋。子供にとっては大切な居場所です。

友達と遊ぶ場所

友達が遊びに来たら、扉を閉めて何やらひそひそ遊ぶのは子供スペース。声は聞こえてきます。何をしているのか、扉越しに気配を感じるので、親としては安心です。

1人になりたい時の居場所

友達に手紙を書いたり、1人で工作をするなど、見られたくないとき、静かにしたいときは子供スペースの扉を閉めています。

叱られて1人で居たいときも子供スペースへ。

そんなときは無理に扉を開けることをせず、親はリビングで過ごします。

Milly
子供でも1人になれる空間て、やはり必要なときもあると思うのです。

 

寝る場所

子供たちが寝る場所も子供スペースです。2段ベッドを改造したロフトベッドを姉妹それぞれ設置しています。基本は2人それぞれベッドで寝ますが、ベッドとベッドの間に布団を敷いて寝ることも可能。私が一緒に入って寝ることもあります。

低学年のうちは一人部屋が寂しいを感じる子供も少なくないようですが、子供スペースなら完全個室ではないため、寂しさを強く感じることもないようでした。

自分の持ち物を管理する場所

子供スペースには、子供たちのタンスや机、物を収納するチェストなども置いています。そのため、自分の物を管理する場所にもなっています。自分の場所という意識はしっかり持ってくれました。

勉強をする場所

子供部屋を作るかどうかで悩む家庭では、集中して勉強する場所を確保したいという親の想いが少なからずあるようです。

我が家の子供スペースには勉強机も置いています。しかし小学生のうちほ、ぼほぼ私物を入れておく場所として活用されていただけの机。勉強はリビングですることが多かったので、勉強机をいう役割を果たしていたか…といえば、皆無に近かったような気がします。

ただし…中学生になってからは、子供スペースの扉を閉め切って勉強に励むようになりました。

Milly
一般的な子供部屋と同じような感覚で使える子供スペース。ひとつ違うのは、扉を開けて過ごす時間が大半を占めること。完全な個室ではないため、何をしているのか、扉を閉めても様子をうかがうことができるので、親も安心です。

子供スペースのメリット

子供スペースは、子供部屋の役割も担うひと部屋。でも、孤立した子供部屋とは違います。そんな子供スペースのメリットをまとめておきましょう。

子供の様子がうかがえる

これは、親にとって重要なポイントですよね。

扉を閉めて何かするのが怪しい…ということではありません。最近は扉を閉めて過ごすことが多いなぁ…何かあったのかな、とアンテナを張ることができるのです。

子供がどう過ごそうかプライバシーをすべて把握する気は全くありませんが、「もしも」を考えて様子を何となく伺っておくには、子供部屋ではなく子供スペースがとても良かったと感じています。

整理整頓のクセが付く

普段は引き戸を開けっぱなし。そのため、必然的に部屋の状態が目に入ります。来客があると、客人の目にも入ります。

片付いていないことが一目瞭然でわかるので、子供たちも見られている意識が高いようで、ある程度散らかってきたら言われる…見られる…と思うのか、片付ける癖は付くようになったように思います。

リビングを掃除するついでに私が掃除機をかけたりモップをかけてあげることはありますが、片付けついでに子供たちが自分で掃除機をかけることも珍しくありません。

見られる部屋=きれいにしなくちゃ!という意識が身に付いたのかもしれません。

将来性がある

将来、子供がいつか家を出ていく日が来ます。

我が家はリビング続きのひと部屋ですから、扉を開けておけば開放感のあるリビングになります。将来的に何をする部屋にしよう等の考えはありませんが、広く使える、それだけで気持ちが良いものです。

リビングに置いてあるテレビを移動させてゆったり過ごすのも良し、テーブルとイスを置いて客間にするのも良し。南向きの窓もあるし、何をするにも快適に使えそう。そんな思いを巡らせてワクワクしています。

そう。長く暮らすのは誰なのかを考えると答えは必然的に出てきます。

Milly
子供が家の跡継ぎなどで長く一緒に暮らすから必要!という家庭もあるでしょうね。でも、我が家は違います。数年間のために子供部屋を作るという考えは賢明ではない、それが我が家の考え方でした。

子供スペースのデメリット

メリットもあれば、正直デメリットもあるのはもちろんのこと。完全個室の子供部屋にかなわない…と思うことも、あると言えばあるのです。

子供が1人部屋を欲しがる

子供はやっぱり1人部屋に憧れます。自分の部屋を持っている友達の家に遊びに行ったとき、羨ましいと思うんですよね。憧れの同年代ユーチューバーが自分の部屋のかわいいインテリアを紹介する動画を見ては、自分も部屋が欲しい!と思うんですよね。その点は、どうしても子供部屋にはかないません。

Milly
でも、家庭によって事情があるのだから仕方ない!どうしても欲しいと言われても…我が家は限られた部屋数しかないからね。そういって、何とかやり過ごしました(^-^;

 

ワイワイ騒がしい!と感じるときも…

友達が遊びに来たときは、本当に賑やかです。家の中がとても賑やかです。数人集まれば、子供スペースの扉を私の方から閉めに行きたくなるくらい賑やかなときもあります。

そんなとき、子供部屋だったら友達が集まっても静かに過ごせるのになぁ…なんて思うことも無きにしも非ず…。

Milly
子供部屋を作らなかった自分がそう思ってしまうなんて…自分勝手な悩みです(^-^;

思春期になると視野に入れたい一人部屋

子供スペースはとても良い部屋です。でも、それは小学生のうちだけだと考えます。

子供スペースでは満足しなくなる

小学生のうちは、一緒に寝たい、1人は寂しい、と言っていた子供でも、中学生や高校生にもなれば、やっぱりいつも親の監視下にいるのは嫌だ!と反発したくなるものです。その気持ちを決して無下にせず、必要に応じて1人部屋は用意してあげても良いですよね。

1人で考えごとをしたり、1人で過ごしたり、そんな時間が少しずつ必要になってくるのです。

娘が思春期となった今現在、我が家は子供スペースは次女の1人部屋になりました。長女は空き部屋だった奥の部屋を1人部屋として使っています。

こうして、成長に応じて必要な部屋を与えることも大切なのだと思います。

まとめ

子供部屋は必要なものかもしれません。でも、必要ではないかもしれません。
子育てに正解がないのと同様、子供部屋にも正解はありません。
その家庭その家庭にとって、またその子にとって親にとって居心地の良い場所、使い勝手の良い部屋を作っていければそれが正解なのだと思います。

今回は我が家における子供部屋の在り方、子供スペースの使い勝手の良さを紹介しました。これから子供部屋をどうするか悩んでいる人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

Have a happy time!

 

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