思春期娘はHSCです。
まだまだこれからの年齢ですが、ここに至るには様々な過程がありました。
私にとって初めての子育て。
初めて知ったHSC。
辛い、悲しい、どうして…と思う日々もありましたが、考え方、捉え方次第で素敵な特性になるだ!と今は考えられるようになりました。娘の親になって学んだたくさんのことを、少しでも伝えられたらと思います。

繊細だからこそ人の繊細な気持ちに気づける
人の表情や言葉のイントネーションに敏感なのはHSCの強い特性のひとつ。
家族が悲しい表情が帰宅したら、何かあったのだろう…とすぐに気づきます。
友達が沈んだ表情をしていたら、周りの様子もじっくり伺い、こんなことを言われて嫌な気持ちになっているんだろうな…我慢しているんだろうな…
言葉で言わなくても、表情から人の気持ちを考えることができるって、とても素敵なことです。
人の悲しみに寄り添える優しさがある
相手が悲しんでいるからと言って、即座に「どうしたの?」「何があったの?」と聞くことはしません。今、この状況で聞いて良いのだろうか…話したくないこともあるだろうな…そこまで考えるので、人の心の陣地に余計に踏み入ることはしません。
思春期という年頃で・・・いえ、大人でもなかなかできることではありません。



心配するがゆえについつい突っ込んで聞いてしまうことがないので、悲しんでいる人の悲しみを余計にほじくり返すに済むのです。
人の幸せを素直に喜べる
嫉妬、という概念は彼女の中にないのだろうか…と思うことがあります。
本人に尋ねると、「羨ましい」と思うことはたくさんあるそう。でも、羨ましがるのと嫉妬するとは別のこと。羨ましがっても、妬むことはほぼほぼないようです。
良かったねと心から祝福できる感情は素敵な宝物。大人の私から見ても、見習いたい一面です。
深く考えしっかりとした結論を出す
何事に対しても、結論を出すのにものすごく時間をかけます。時間がかかるのです。なかなか容易に決められず、よく考えるのです。これもHSCの特徴。
考えて考えて考えるため、その結論は納得できるものであることが本当に多いと感じます。
なぜそうなのか、理由もしっかり考えます。
良いのか悪いのか二者択一的な答えだけでなく、そこに理由を付けて考えます。
自分が納得して出す答えですから、相手を説得する力も持っています。
行動の理由が明確
適当なことをしません。適当な言葉で人を傷つけたり、適当な行動で信頼を失うことをしません。
発する言葉も行動も、しっかり考えてのうえ。真面目です。
そのため、人からの信頼感は高く、しっかりした人だと思われます。
本人は悩みすぎて疲れる、辛いと感じることも多々あるようですが、それが自信に変われば魅力的な一面になるのだろうと容易に想像できます。
時々叱ることもありますが、流して終わらせることはしません。
次のときは言われたようにしよう、できない場合はその理由も添えて反論されます。
しっかりしているなぁ…と感心します。
追求する力がすごい!
娘はモノづくりが好き。ビーズや手芸など、工作系が得意です。料理も好き。お菓子作りやパン作りもします。
もちろん失敗もあります。投げ出すこともあります。
でも、気になったときの追求力はすごいと感心します。
「どうして失敗したのだろう」「どうすれば上手くできるのだろう」と考え、一からやり直すのです。
そのため、自分が納得できる物が仕上がったときは、とても素敵な作品になります。
追求する力を伸ばせば、きっと素敵な作品を生み出すのだろうと考えると将来がとても楽しみです。
まとめ
HSCって、残念な特性と考えることこそ残念です。特性は他の人にはない素敵な可能性。良い方向に伸ばすことができれば、HSCにしかない素敵な魅力になるはずです。そんな風に考えると、HSCの子育てって実はとても貴重。HSCとして生まれてきた娘の親になる=素晴らしい経験をさせてもらっている、そう思わずにはいられません。
時々は面倒だったり辛いと感じることも、もちろんあります。ですが、親のその気持ちから子供の可能性を潰してしまうのは勿体ない!ネガティブをポジティブに捉えるよう目の向け方を少しだけ変えてみると、子供も私も自然と笑顔になれる、そんな気がするのです。
明日もまた、ハッピーな1日になりますように。
Have a happy time!
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