HSPには、受け止め方が強く、深く考える特性があります。そのため、人付き合いでは非常に疲れを感じます。
でも、仕事、子育て、様々な場面で人付き合いを完全に回避するのは無理なこと。

今回は、HSPである私が、人付き合いにおいて疲れないよう、日頃から気にかけていることをいくつかお話します。
断る勇気を持つ
周りが気になりやすいHSP。影響を受けやすいため、自分のペースを崩しがち。疲れないためには、自分のペースを最優先することが大切です。そのため、飲み会やランチ会のお誘いは、断っても良いんだ!という勇気を持ってみましょう。
相手は意外と気にしてない!
・せっかくのお誘いを断ったら悪いかな…
・前回も断ったし、今回も断るとどう思われるかな…
・行きたくないなぁ。でも付き合い悪いって思われるよなぁ。
そう思ってしまうんですよね。
でも、相手は自分が思いつめるほど残念に思っていないはず。「残念~!」と言われたとしても、けっこう気にしていないものです。いつまでも考え続けるのは自分だけ…そして疲れてしまっては考え損です。
断ることが特別なのではありません。断ったら…と考えてしまうこと、気を使うことが特別なのだと考えましょう。そして、考えることは悪いことではありません。ちょっと過度に気を使いすぎてしまう、優しすぎる、くらいの考え方も自分を楽にする秘訣、そう思いましょう。



浅い付き合いにとどめる
思い切って断った!でも、その後もダラダラと「やっぱり行けばよかったかな…」と悩み、1日を台無しにしてしまうことが少なくないHSP。それなら、都合をつけて少しだけ顔を出すくらいの付き合いにとどめるのも方法のひとつです。
早めに切り上げたり、遅れて参加するのも良いでしょう。長時間の付き合いになればなるほど疲れがたまるので、時間を短く付き合うことで疲れを最小限におさえられます。これ、私はよくやります。



断り方のパターンを知っておく
ズバッと断るのって勇気がいるものです。嘘をつくのも気が気じゃないし、後々嫌な思いをするのは自分です。適度な距離を保ちつつ、お互いに良い関係でいるために、嘘ではない上手い断り方を考えてみましょう。
予定があるからごめんなさい
「その日は予定があるからごめんなさい!」これ、最も有効です。
「じゃぁ、いつなら大丈夫?」と聞かれることはあります。「今月は予定がいっぱいで…」「来月は予定がまだわからないの。ごめんね。」これで良いのです。
本当にする事がなくても、HSPにとって休むことは大切な予定。そう割り切れば決して嘘にはなりません。



夫と子供を巻き込んで断る
家族を巻き込んで断る理由にしちゃうのも方法のひとつ。
「夜は子供を置いて出かけないようにしているの」
「夜の外出は控えるよう、夫に言われていて」
「お昼は、夫が昼食のため一時帰宅するからごめんね」



得意じゃないので…やめておこうかな
飲み会やランチ会など、人数の多い場所が苦手なHSPは少なくありません。私もその一人。
夜の飲み会なら「お酒は得意じゃないからごめんね」と伝えるのはおすすめです。飲み会はタブーであることがやんわり、でもハッキリ伝わります。
ランチ会なら「大勢の集まりが苦手なので、ごめんね。」と素直に伝えるのも◎



終わりのない関係を作らない
子育てが始まると、ママ友との出会いが増えますね。そのときに気を付けたいのが、ママ友との付き合い方。楽な人付き合いを望む場合、気を付けたいことを2つお話します。
長い期間になる約束事をしない
お互いをよく知らないうちから、長い付き合いとなるような約束事はできるだけ避けた方が無難です。
例えば「毎週金曜日にお茶しない?」とか、「子供の送迎を交代にしましょうよ。」などの約束事。期間が決まっていればまだ良いのですが、いつ終わるかわからない約束事には注意が必要。
一度約束してしまうと、「もうやめよう」とは言い出しにくいのがHSPです。
グループラインには要注意
簡単に結成されるグループライン。でも、一度入ると抜け出しにくいものです。
飲み会やランチ会の計画が立つのは早いですし、みんなが見ていると思うとますます断りにくい…



「ラインは苦手で使っていないの。連絡があればメールでお願い!」
「ラインは家族だけで使うようにしているので、ごめんなさい。」
こんな感じで断れば、意外とわかってもらえます。
もし一度入ってしまったら、通知をオフにする、その都度きっちり返信しない等、あまりチェックしないことが伝わる使い方をしてみるのも良いでしょう。
こんな断り方はダメ!
いくら人付き合いが苦手だからと言って、相手を傷つける断り方はダメですよね。ズバッと「あなたが苦手なの!」なんていう言い方がダメなのは当たり前。そんなことは言えないHSPですから心配ないと思いますが、油断するとちょっと相手を傷付けてしまいかねない…そんな断り方のタブー例をいくつか紹介しておきましょう。
期待を持たせつつ断る
・今回は行けないけど、次回こそは!また誘ってね。
・残念~。今月は難しいけど、来月なら大丈夫かもしれない!
・都合が悪くて…本当は行きたいんだけどなぁ。
こういった断り方をすると、「また次の計画を立てよう!次こそは来てもらえるように!」と相手に期待を持たせてしまいます。2回目、3回目…と同じような断り方が続くと、信用まで失いかねません。あやふやな断り方は避けた方が無難です。
ハッキリしない
・その日はどうだろう…まだちょっとまだわからないなぁ…
・子供を預かってもらえるかどうか、聞いてみないと何とも言えないの。
断っているつもりかもしれませんが、これは断り切れていませんね。相手にとっては、返事を待つ状態が続くのですから、失礼にあたります。参加するかしないか、ハッキリ返事をする方が相手もスッキリします。
まとめ
本当は、たくさんの友達を作ってみんなでワイワイ飲み会やランチ会に参加して、楽しい付き合いができたらいいんでしょうね。時々は私もそう思うことがあります。でも、苦手なんです。
苦手なら、自分が疲れないよう距離を置いた付き合いをするのがいちばん楽!そのためには、割り切る勇気、断る勇気が必要です。
今回は、『楽』をいちばん大切にする人付き合いについてお話してみました。ちょっと辛いな…と悩んでいる人がいれば、参考になれば幸いです。
Have a happy time!
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