【子供のお小遣い】小1から定額制おこづかいを導入した我が家の体験談

我が家には娘が2人います。
その娘たちに、小学1年生のときからお小遣いを渡しています。

『おこづかい』については賛否両論、各家庭のやり方は様々。

今回は、我が家でのお小遣いに対する考え方、渡し方、そして今高校生・中学生になった娘たちの金銭感覚はどうなっているのか?などなど、『子供のお小遣い』についてお話してみたいと思います。

我が家の収入は決して多くはありません。けれど、生活に困っているわけでもありません。贅沢をせず、節約しながらも家族がそれなりに満足しながら生活できる程度の収入です…参考までに。

目次

お小遣いの渡し方は3タイプ

まず、子供にお小遣いを渡す方法には、3つのパターンがありますね。

1.報酬制おこづかい

お手伝いしたら1回につき〇円で渡す方法です。お風呂掃除は1回20円、靴磨きは1回50円など。親に頼まれたことをする場合と、決めたお手伝いを毎日あるいは数日に1回こなす場合があるでしょう。

報酬制のメリット・デメリット

お手伝いをしてくれるのは助かります。子供が家事を少しずつ覚えます。できることが増えていきます。お手伝いをすれば家族のためになっていると感じ、喜びにつながるなど、メリットがたくさんあります。

でも、家族がそれを当たり前に思ってはデメリットになってしまいます。「お小遣いをあげるのだからやってもらって当たり前」と思ったり、やらない日が続くと叱ったり。これでは自主性が育ちません。子供がお小遣い欲しさに嫌々手伝いをするようになってしまえば、報酬制のメリットにはつながりませんよね。

2.請求制おこづかい

必要に応じて必要な金額を渡す方法。おやつを買いたいから100円、プレゼントを買いたいから500円など、欲しいものがあるときに使途に応じて適する金額を親が決めて渡す方法です。

請求制のメリット・デメリット

金額も使い道も、親が管理できます。使いすぎを防止できます。必要ではない物に対しては、親がお小遣いを渡さなければ良いのですから、子供は間違えた使い方をしないでしょう。これが請求制のメリットでもあり、デメリットでもあるかもしれません。

買って良いもの・良くないものを親が判断するのです。行動する前段階で失敗を阻止する…。失敗を経験できないのはデメリットではないでしょうか。失敗してこそ学べる力ってありますよね。請求制で何かを学ばせようと思えば、少し工夫が必要かもしれません。

3.定額制おこづかい

月に何円かを決めて、毎月渡す方法です。

定額制のメリット・デメリット

決められた金額を子供が管理し、大げさに言うと、どう使おうと子供の自由。でも、子供はそこから大きな力を身につけます。我慢することだったり、工夫しながら使うことだったり。どうしたら欲しいものが買えるかな、考える力も育ちますよね。
使いすぎて翌月まで足りないこともあれば、数か月貯めないければ欲しい物が買えないこともあるでしょう。計画を立てやすいのはメリットでしょう。

ただ、定額制の場合は何もしなくても貰えることが多く、お小遣いへの有難みは感じにくいかもしれません。金額の決め方を工夫する必要がありそうです。

我が家が定額制にした理由

子供に月々のお小遣いを渡そうかどうしようか…と考え始めたのは、小学生に入って間もない頃。

私の周りでは、『報酬制お小遣い制度』を設けている家庭が多くありました。でも、私はそれについれは反対。家の中のお手伝いをしてお小遣いが貰えるのではなく、お小遣いがなくてもお手伝いをしてほしいと考えていたからです。

じゃぁどうしよう…必要なときにだけ渡す?
それもどうだろう…。自分で考えて使えるようになってほしい。

そこで残ったのが定額制というスタイルでした。

金額は年齢に応じて+必要なものは請求制

小学校1~3年生は300円。そこから学年が上がるごとに100円ずつUP。6年生になると600円。
中学生は1000円です。

今月はおでかけの予定があるから等、時と場合によっては金額をアップすることもあります。臨機応変に、です。

高校生になれば5000円と思っていましたが、何しろここは超田舎。地元の高校に入学した長女に5000円はどう考えても必要ありません。本人も納得のうえ、中学生のまま1000円継続です。

金額は年齢に応じて考えるだけでなく、その子にとって必要な分を渡す。家庭環境やお友達との関係など様々考慮して決めるのが良いでしょう。

お小遣いの使途は、基本「自分の欲しいもの」「自分で買いたいもの」です。
例えば学校で使う文房具類、お友達との付き合いで電車賃や昼食代が必要なときは、最低限の金額でお小遣いとは別に渡します。

ギリギリ足りるかな…という金額を渡すので、工夫して余らせてお小遣いにプラス!ただし、これも月に1回程度。頻繁にお金のかかる遊びは禁止です。遊び方も工夫してほしいですからね。

少し工夫を加えた定額制

定額制と言っても、ただただ毎月お小遣いを渡していたのではありません。

子供たちには3つの約束をしました。

  • 一所懸命働いたお金であることに感謝して大切に使ってほしい。
  • 稼いだ人が悲しむ使い方はしないこと。
  • 稼いだ人に使途を伝えられる使い方をすること。

このような理由から、必ずおこづかい帳をつけさせました。

そして、おこづかい帳を正しくつけることができたら翌月のお小遣いを渡す、そうルールを決めました。

おこづかい帳の書き方とルール

おこづかい帳の内容は「日付・使途・金額・残高」の4つです。
いつ、何に使ったのかを把握し、適切な使い方をしたかを振り返ることができれば良しとしました。


これは小学2年生の頃。「?」の出費がありますね。合わなかった金額です。わからない場合は正直にわからないことを書く。これで良いのです。

厳しくしすぎない

毎月末日におこづかい帳をチェック。残高とお財布の中身があっていればOK。
使途不明金が発生すれば「〇円足りない」と書けばOK。

なぜ合わないのかを深く追求したり、合わないからと言って叱ったりはしません。
合わないことを自分で記載し、親に伝わればOKとします。

また、「欲しいもの」の感覚は親子でも違うので、「こんな物を買って!無駄遣いじゃないの!」なんて責めたりもしません買ったものを子供が気に入って大切にしていれば、それが何であれOKです。

場合によっては減額もあり

誕生日や発表会など、祖父母にお小遣いをもらうこともあります。
そのようなお小遣いも、貯金箱ではなくお財布に入れれば記載します。

ただ、そのようなボーナス的お小遣いが入れば、必然的にお財布の中身は普段よりリッチになりますよね。気が大きくなり、大きな金額のものを買ったり、買い物が重なる場合もあります。

必要以上のものを買いすぎた買ったものを大切に使っていない…そんな時はルール違反

  • 大切に使った?
  • 稼いだ人が悲しむ使い方ではないのかな?

そこを話し合い、翌月はお小遣いが半分になったり、場合によってはナシになることもあるのです。

成長した今…お金の使い方は?

思春期を迎えた娘たち。小学1年生から続けてきたお小遣い帳は、お小遣いを渡している限り続きます。「気になってやめられない…」と言う長女。「面倒だけど貰えないのは困る!」と次女。それぞれですが、現在は減額や使途不明金がほぼない状態で続いています。

失敗もありました

長女は小学1年生からしばらくの間、もらったお小遣いをコツコツと貯金箱に入れる子供でした。特に欲しい物もなく、どんどん貯まっていきます。数年経ったある日、その貯金箱を開けたのです!なんど、けっこうな金額が貯まっており…気が大きくなった長女は…お友達と遊ぶたびにお菓子を買ったりジュースを買ったり…使いすぎたんですね。

今になって言っています。あの頃はどうかしてた…。
失敗が反省を生み、今では少し無駄遣いをしすぎないよう自分でストップをかけているようです。

使い方も上手に成長

2人とも、今欲しいものは洋服やアクセサリー。とにかく欲しいようです。
でも、私が買ってあげるのは学校に来ていくTシャツや、歩きやすい靴。下着類やパジャマなども、必要に応じて買ってあげるのはもちろんです。休日に着るものでも、洗濯に耐えられる丈夫な素材やつくり、着まわせるアイテムであることを重視して買ってあげています。

それ以外で欲しいもの…たとえば必要以上に集めたい帽子とか、持っているけど何枚も欲しいコレクション的洋服とか…は、自分たちで考えてお小遣いで買っています。

買ってもらえる服は請求、無理そうなら自分で買う、といった具合で、自分たちなりに考えているようです。

そして、毎月1000円のお小遣いで洋服を買うことは難しいので、お年玉や誕生日に祖父母からもらえるお小遣いを残しておきながらやりくりしています。

文房具類も、「学校で使うから!壊れたから!」と請求するときもあれば、持っているけど欲しい~かわいい~と思う物はお小遣いで買っている様子。

たまに「足りなくなりそうだから…我慢しよう」なんて言っていることもありますね。

何とか、上手にやりくりできるようになっているようですよ。

おこづかい帳はどんなのがおすすめ?

我が家は普通の罫線ノートです。基本的に何でも大丈夫。普通のノートに線を引いて使っても良いですし、もともと記入しやすいようおこづかい帳として販売されているものでもOK。100均の物でも充分だと思います。

◆子供の意欲を高めるために、気に入るものを購入してあげると良いかもしれませんね。

◆複雑なものは面倒になりがち。継続するためにはシンプルがおすすめです。

ダウンロードも便利

ダウンロードして自作するおこづかい帳もあります。ページ数を自由に増やせますし、わざわざ買いに行く手間なくすぐに使えますよ!
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まとめ

子供のお小遣いは、子供が金銭感覚を養う大切な教育の一環。でもその方法は様々です。子供の性格や家計の事情を考慮しながら、各家庭それぞれに適する方を模索してみてくださいね!

Have a happy time!

 

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